7月終わりにぴい太の幼稚園からの(ということは50年以上)親友の息子が遊びに来ました。
3か月のサンディエゴ交換留学のあと、ヨーロッパや日本を周遊するチケットでオーストラリアに帰るとのこと。
日本に来るのもスペインから乗り換え乗り換えで20時間以上かかって来る若さの特権ともいえる貧乏旅行です。
その彼にぴい太が用意した日本での観光は、ぜいたくではないけどかなり経費がかかるものでした。
なにか理由があるのだとおもっていたら、ある日ぴい太が言いました。
「彼はね、計画を伝えたときに『こんなにお金払えないんです。』と言ったけど、『大人になって余裕がでたらほかの学生にしてあげてくれ。今はいろんなことを吸収すればいいんだ。』と伝えたんだ。」
また、
「自分が学生の時に同じことをしてくれた人がいたから、今がその恩返しのときなんだ。」とも。
親友の息子は、若者には珍しく、礼儀正しく感謝をきちんとできる青年でした。
誰に対してできることではなく、きちんと感謝の気持ちを持ち続けることができる人に対してだけ重みのある言葉ではないかと思います。
Pay it Forward は知っていましたが、こんなに身近で感じたのは初めてでした。