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かなり前に東山魁夷の唐招提寺御影堂障壁画作成ドキュメントをテレビで見て以来、いつかは本物を見てみたいと思っていた作家でした。
自転車でゆるゆると皇居をまわり、竹橋近くまできたらすでにチケットブースは長蛇の列。
ぴい太に「"Otona Futatsu Onegai Shimasu" だよ」ってお願いしてチケットを買い、わくわくの鑑賞。
はじめは期待していなかったぴい太も、一緒にみていくうちにうめきました。
おなじ感想
「暮れかかりの色をキャッチする能力がすごい」
「空の色がグレーでもとても美しい」
「静かで平和な空気が流れている」
作品集でしかみていなかったのですが、本物はもっと言葉を失わせました。
唐招提寺からお借りしているという御影堂障壁画の《濤声》は、どれだけのスケッチを重ねればこの海をとらえられるのかと感動ものでした。
「海で育った自分は海をよく知っているけど、この海は本物だ」とぴい太は動きませんでした。
私は山育ちなので、もう日が落ちる寸前の真っ暗な山、木、その本物を感じさせる絵に感動してしまいました。
作品集は買いましたが、絵葉書、本とも本物の色を損なってしまうためにとても残念。
もしお近くのお住まいのかた、ぜひ本物をご覧くださいませ。
できれば、平日の人が少ない間にじっくりみるのがよろしいかと思います。
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